恋愛心理学からみる男のしぐさ
いままで、男のしぐさからその心理について何回かお話をしてきました。
逆に今回は男が相手の女性に好意を持っているという大前提で、そこにあらわれるしぐさについて考えてみましょう。
前もっていえば、恋愛心理学的には男の精神年齢が同年代の女性よりも低いことがわかっています。
さらに男は女性にくらべて基本的に単純であるともいわれます。
それではまず、男女が顔を合わせているときの場面をいくつかあげることにします。
ここでは
・相手の女性と顔が合ったとき
・相手の女性に話しかけるとき
・相手の女性の話をきいているとき
の3つの場面を想定して考えていきます。
・相手の女性と顔が合ったとき
男が女性と顔を合わせて相手に好意をもった場合には、目をそらさないでいるはずです。
少なくともすぐに目をそらすことはありません。
男は女性にくらべると単純ですから、好意をもってしまったときはどうしようもなく相手を見てしまうものなのです。
とくに素直な性格をした男は、相手の女性が目をそらさないでスマイルを送ってきたりすると有頂天になります。
男の方からすぐにスマイルを送り返してきた場合は、まちがいなく好意のあらわれです。
つまり、出会いがしらでは目がものをいうことになります。
・相手の女性に話しかけるとき
男は相手の女性に好意をもつと、自分のことや相手への問いかけをしたがります。
たとえ無口な男でもそうなってしまうようです。
高倉健さんという有名な映画スターがいましたが、彼の演技は実にそれをよく表現しています。
女性が判断するには、たいへんわかりやすいのではないでしょうか。
結局どんな男でも好意をもってしまうと口がものをいうというわけです。
・相手の女性の話をきいているとき
相手の女性の話をきいているときといっても、たいていの男は話を長く聞くのが苦手です。
したがって、男は相手の女性に興味があるときにのみ、長々と話を聞くという行動がとれるといってもよいでしょう。
そのくらい男は恋愛に関しては単純なのです。
具体的には、イスを浅く座ったり、身を乗り出して近づいてきたりするしぐさをします。
要するに、自分のパーソナル・スペースに相手の女性を近づけたいという心理です。
以上のように、男が相手の女性に好意をもっているときのしぐさを3つの場面によって、恋愛心理学的に考えました。
恋愛心理学のマスターへの一歩となったのではないでしょうか。
ところで、男女が顔を合わせたときについて考えましたが、顔を合わせたときといえば挨拶の心理にも興味がわきます。
しかし、そのお話は、また別の機会にいたします。
ポケットに手を入れるしぐさは恋愛心理学的にどういう意味?
今回は、しぐさ ポケットというテーマですが、会話中の男の行為に限定します。
会話している最中に、ふと相手がポケットに手を入れたとしたら、
どういう理由があるのでしょうか。
ドラマや映画の中で、男はよくポケットに手を入れる演技をします。
その影響なのかどうか、日常においても男はよくポケットに手を入れるのです。
そういうわけで、男のしぐさの研究として、
ポケットに手を入れる心理をさぐってみることにしましょう。
ひとくちにポケットに手を入れるといっていろいろなバリエーションがありますので、
はじめに場合わけしておきます。
心理学的には親指がどうなっているか、がポイントとなるようです。そこで、
・親指が出ている
・親指も入っている
・片手だけ入っている
の3つの場合を設定して考えていきます。
・親指が出ている
親指が出ているとか、出ていないとか、聞いてみないと気づかなかったことかも知れません。
しかし、このわずかな違いが心理学で解釈すると大きな違いになるようです。
親指を出すのは自信のあらわれなのだそうです。
映画俳優や一流のスポーツ選手がポケットに手を入れているときには、たいてい親指が出ているはずですから気をつけてみてみましょう。
つまり、女性といっしょにいる男がそうしているのは、得意になっているに違いありません。
変則的なしぐさとして、親指だけを入れていることもありますが、心理はほぼ同じです。
・親指も入っている
親指も入っている、すなわち指が全部ポケットに入っているのは、自信のなさのあらわれです。
たった一本の指によって、正反対の心理になってしまいます。
女性の前でこのようなしぐさをしているとすれば、なにかかくし事をしている可能性もあります。
相手の女性が初対面であったり、まだよく知らない場合には警戒心がはたらいてこともあるでしょう。
心理学用語のパーソナル・スペースを守ろうとしています。
・片手だけ入っている
男が片手だけをポケットに入れているのも、よくみかけます。
普通に考えて、かっこをつけているとしか思えません。
実際はどうなのでしょうか。また、この場合も親指は関係しているのでしょうか。
心理学的には、片手を入れてもう片方を出していれば、自分はどちらともいえないのだ、と相手を迷わせる構えです。
以上のようにポケットに手を入れるときの心理を3つの場合わけによって、恋愛心理学的に考えました。
恋愛心理学のマスターへの一歩となったのではないでしょうか。
ところで、男のしぐさから心理を部分的にご紹介してきましたが、恋愛心理からあらわれるしぐさにも興味がわきます。
しかし、そのお話は、また別の機会にいたします。