恋愛心理学と手の関係とは
別の機会に、足と恋愛心理についてお話をしました。
恋愛心理学を応用すれば、何気ない体の動きからも相手のこころをよむことができます。
そこで今度は、手によって恋愛心理学へと発展させてみましょう。
人の手の動きは、心理学的に説明すると、深層心理と関係があります。
深層心理とは、人の心理の無意識の部分です。
人が意識している部分は20パーセントくらいといわれますから、
残りの80パーセントは無意識ということになります。
そのあらわれのひとつが手の動作なのです。
人にはくせというものがありますが、
会話中などに手は知らず知らずのうちに顔のどこかをさわります。
さて今回は、男が会話中に手がどこをさわっているかに焦点をあててみます。
さわる部分をあげますと、
・口の周辺
・あご
・自分の手
の3か所でしょうか。
それでは、これらの部分について分析ながら、男の恋愛心理について考えていきましょう。
・口の周辺
会話中に手で口を隠す動作は、たいへんよく見かけます。
この動作は心理学的に説明すれば、自己親密行動といって緊張状態にあることを示します。
たとえば、やましいことがあったりしてかくしごとをしているかもしれません。
いままでの恋愛心理学を駆使すれば、対面で座っていたり、腕組みをしていたりすると、さらにあやしいということになります。
・あご
会話中に手であごをさわる動作も、かなり多くみかける光景です。
この動作は心理がん的に説明すれば、
自己開示欲求といって自分のことを相手より上に見られたい状態にあることを示します。
そう考えると腹が立ちますが、
別の見方をすれば相手の男の愛情表現と解釈することもできます。
そういうわけで、男の手があごをさわる場合、
相手の女性はそれに反発するか、好意的に受け取るかがポイントとなります。
・自分の手
会話中に、男が自分自身の手を触っている場合は、
その手の力の入れ具合が問題になります。
力が抜けている場合は、相手の女性に気をゆるしてリラックスしている状態です。
逆にこぶしを握っていたりすると、
警戒していたり気をゆるせないで緊張していると考えられます。
以上の会話中に男がさわる3つの部分について、恋愛心理学的に考えました。
恋愛心理学のマスターへの一歩となったのではないでしょうか。
からだの何気ない動作からも恋愛心理がうかがえることが理解できたことでしょう。
ところで、手のことがわかってくると、
指についても興味がわいた方がいらっしゃるはずです。
しかし、そのお話は、また別の機会にいたします。